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蝋と土ーどうする、園栗。

いよいよ2日後に迫ってまいりました。

蝋と土「どうする、園栗」
6月19日(水)-23日(日) 会期中は無休
於、近江八幡 Y ukiakari @yukiakari__

📢期間中のイベント
21日(金)夏至ルワム
お茶とお菓子
お茶の教室もあります
@ruwam_vegansweets

園栗在廊日
19(水)園栗
20(木)栗(ちょっと未定)
21(金)園栗
22(土)園
23(日)園栗

@sono0217

以下はDMの背景に印刷した文章。古戦場記念館のシアターみたいに、伯山さんの声で脳内再生してください。

時は令和、季節外れの温かさに見舞われた師走のある日、岩本と栗田は一宮の地に降り立った。翌年六月に控える二人展の打ち合わせという名の小旅行である。迎えるは小島、己が庭である一宮の朝は老舗喫茶店わがままのモーニングから始動する。喫茶店文化を体現したかのようなママさんの人間味あふれる会話。年内で閉業、惜しまれる。後ろ髪をひかれつつ次の目的地小牧山城へ。歴史にはめっぽう弱い三人であるが、にわか に戦国時代に着目するのは例の大河の影響。徒歩で天守を目指し、足軽の気持ちを体感。転落石を 見て築城に尽力した人夫たちに同情。使用されていたという槍の長さは六米。ひとしきり六米の槍を運ぶ設定 で楽しむ令和の足軽三人。天守に到着すると、名物ガイドと思われる足軽の身なりをした男性の解説が始まる。 合戦の場になった関ケ原から京のみやこ、さらには御嶽山、白山をはるか向こうに眺め、長久手の戦いでは敵 方の陣地が見渡せた小牧山城の天守。岩本、小島、栗田の三人ははるか彼方に天下を見た。下山後、 メナード美術館で美術品を堪能し、その財力に唸る。昼食は午前の肉体労働で消費した血肉を補って余り ある麺と唐揚げと白飯。その後岐阜へ移動。足軽であれば丸一日ほどを掛けて移動したであろう距離をわずか 三十分ほどで多治見市に到着。多治見は窯業の街である。建材としてのタイルの可能性に開眼する。二人展の方向性にわずかな光が見えてくる。喫茶店に腰を落ち着けての打ち合わせが始まったのは日の暮れかかった午後五時。そのとくりの妄想が暴走するのはいつものこと。話題は戦国の武器から蝋の性質から家紋から朝ドラ からあらゆる方向へ及ぶ。冷静かつ的確な岩本の軌道修正のもと会議は進行する。ぼけ担当二人と突っ込み 担当一人の漫才かのような風景。会議後のぼけ担当二人の反省会にも密着したいところ。それはさておき二人展である。蝋と土という異素材を融合し世界を作り上げ、お客様を愉しませることが到達点である。そこに我々 三人の目指す天下がある。八宝菜を詰め込んだ腹で陣笠を被り蝋を溶かして土を捏ねる。三人の迷走の火 蓋は切って落とされた。いかなる戦いが繰り広げられるであろうか。暴れる足軽を制して、無事に天下を手中におさめられるであろうか。どうする岩本。どうするそのくり。
私たち『蝋と土』制作部では、共に戦ってくれる足軽さんを募集中です。天下をわけるこの戦で、共に勝鬨をあげてみませんか。
〇募集職種 足軽
〇雇用形態 正規社員
〇業務内容 長槍・弓・鉄砲を使用しての歩兵業務
〇勤務地 関ケ原、大坂ほか 〇求められる人材 規律に従い勇気を持って戦に臨む資質を有すること。協調性を持って仲間との共同生 活を行えること。経験者歓迎。馬の扱いに慣れているとなお良し。鉄砲の扱いについては指導有り。 武具支給。兵糧は各自持参のこと。

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